≪オスマントルコ≫国情「オスマントルコ」、「セルジュクトルコ」などと、かつては世界を征した大国トルコ。昔、世界を征服した民族といえば、トルコ・ギリシャ人・ローマ人・アラブ人・モンゴル人達。 アラブ人を除き、昔の栄光は全く見る影もありません。 (アラブだって、石油がなければ似た様なもんですが。) トルコも同じ事で、今ではひっそりと片田舎に引きこもっているという感じでしょうか。 トルコは、ソ連と国境を持っているために、アメリカがいち早く味方に引き入れ、現在ではアメリカの基地が多数存在しているのです。 そして、ミサイルをモスクワに向けているのが現実です。 そんなことから、1975年のキプロス紛争の時、アメリカはトルコに味方しました。 それがどういうわけか、アメリカはその後、トルコに対して武器の輸出を突然禁止したのです。 怒こったトルコは、米軍基地撤去を要求し、アメリカとトルコの関係は悪化したのです。 (これは、ギリシャ系アメリカ人が政府の要人になった為とも言われています。) また、トルコはアラブ諸国とも、それほど仲が良くなく、またギリシャとは大昔から犬猿の仲なのです。 そのトルコ人を世界最悪の人種だと言った、若いイギリス人旅行者がいました。 たしか、アラビアのロレンスも同じ事を言ったようです。 ところが、日本人知識人に言わせると、トルコほど親日的な国は世界中探してもないそうです。 その昔、ソ連が帝政ロシアの頃、いつも虐められていたトルコは、日本が日露戦争で、いとも簡単にやっつけた為に、大喜びしたのをはじめ、トルコ皇帝を乗せた軍艦が、日本近海で台風の為遭難した時、日本の漁民が多大な救助活動をしてくれたからだとか・・・・・・そういう経緯が言われています。 (内実は、ロシアの内紛で日本どころでは無くなったという事が真実なのですが。) 日本はトルコに対して、良い面ばかりしか見せていないのが事実です。 だから、日本人に対して、トルコ人は親友として、いつも温かく迎えてくれるのです。 果たしてそういうことが、本当なのか・・・・・・これは、トルコを旅することで、実感する事でしょう。 |